4、5月のキャベツ価格値上がりの原因と今後の見通し 2016
今、キャベツがちょっと高いです。
キャベツの価格値上がりの原因
通常原因としては、主に以下のようなものが想定されます。
- 雨(日照不足で育成が悪くなる、土・肥料の流出)
- 雹(傷がつく)
- 台風、強風(葉が飛ばされる、茎が折れる、ハウス、トンネル、マルチなどが飛ばされる)
- 雪(種まきができない、育成が悪くなる)
- 温度(高いと早く育ち、低いと育ちが遅くなる)
現在のキャベツ値上がりの原因は暖冬の影響
キャベツの東京市場におけるシェアは産地別では愛知産(11-4月)、神奈川産(4,5月)、千葉産(5,6月)、群馬産(7-10月)の順に市場シェアが変わっていきます。
2016年の愛知産キャベツは1,2月の温暖な気候の影響で早く育ったことから前進出荷(想定より早めの出荷)となっています。
今現在、前進出荷で愛知産が減った状況を、4,5月にピークを迎えるはずの神奈川産がこれも同じく前進出荷で補っていましたが、現在は丁度谷間に入って出荷量が減っていると思われます。
今後は安定、値下がりの見込み
千葉産キャベツへの悪影響などの情報がないことから、これから千葉産の出荷が増えてくると価格も安定してくるはずです。例年、5,6月に生産のピークを迎えて安値をつけています。今は、ちょっと我慢の時期です。